今日という一日。
代わり映えのない毎日のようでも、昨日とは違う何かがきっとあるはず。。
東京国立博物館で開催されている「東大寺大仏-天平の至宝-展」へ行ってきました。
金曜日には20:00(入場~19:30)まで開催しているので会社帰りにでも…と思いましたが、この時期は庭園が無料開放されているので、そちらにも行きたくて休日の鑑賞。混雑覚悟でしたが、入場制限もなく、比較的ゆったりと見られました。
今回の展示で一番の見ものは、何といってもバーチャル大仏。映像で見る大仏は単に下から見上げるだけでなく、大仏さまの手や蓮の台座の文様などのアップ、大仏さま目線で見た景色の映像など、実際には見ることのできない角度、視野で見られて、かなり興味深かったです。
そのほかには、ポスターやチケットの写真にもある大仏殿の前にある八角燈籠。以前に大仏殿前で見た時と比べると室内にあるせいかとても大きく感じました。。また、間近で見ることができた誕生釈迦仏立像の深皿状の灌仏盤の表面に細かな文様があることを今回の展示で初めて知りました。。
東大寺に行く機会には、今までとはまた違う視点で拝観できそうです。
■東大寺大仏-天平の至宝-展 http://todaiji2010.jp/
で、ようやく入れた展示室は、またまた人だらけ。。展示の絵が小さいので、じっくりと間近で見ている人も多く、なかなか前に進みません。。
展示の作品は、タイトルに“入門”とついているだけあって、浮世絵をあまり知らなくても見たことあるような有名な絵ばかり。説明書きがついているものも多く、興味深く見ることができました。
繊細な線と色使いで描かれた東海道五拾三次は、当時の生活を窺い知ることができるのはもちろんのこと、近くで見ると人々の表情がとても豊か。。そして、歌麿の首絵も線がとても繊細。。どれも、ほんと単純にキレイ…と思える作品ばかりでした。
■山種美術館 http://www.yamatane-museum.or.jp/
Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「レンピッカ展」に行ってきました。レンピッカは女性の地位がまだ低かった時代に、社会進出し、自分の思うままに生きた女性画家。
展示作品の多くは“狂乱の時代”と呼ばれた1920~30年代のパリでの作品。なかには日本初公開、世界初公開作品もあり、その多くは自画像や娘、夫、恋人など身近な人物の肖像画です。
作品は時代の流れとともに肖像画から風景・静物画へと変化していきますが、個人的には、やはり彫刻のようにも見える全盛期の肖像画などの作品がインパクトがあって好きです。
■美しき挑発 レンピッカ展 http://www.ntv.co.jp/lempicka/
開催期間:2010年3月6日~5月9日
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